女性特有がん検診

乳がんとは乳腺にできる悪性の腫瘍で、女性にできるがんのなかで、一番多く、年間4万人(16人に1人の割合)が乳がんになっています。
年齢層でも30歳から64歳が最も多く、若い年代の乳がん死亡率も年々上昇しています。
しかし、乳がんは早期に発見・治療すれば、治癒率も高く、放射線療法や化学療法を合わせることにより、乳房を残せる場合が増えてきています。
子宮がんとは、胎児を収める子宮体部にできる子宮体がんと、子宮の出口部分にできる子宮頚がんの2種類があります。
子宮頚がんはヒトパピローマウィルスの感染が主な原因とされ、20代、30代に急増しています。
また、子宮頚がんはがんになる前の異形成の段階で見つけることもでき、異形成は治療により治りますので、検診により早期に発見・治療することが、子宮頚がんの確実な予防法といえます。

子宮体がんは女性ホルモンであるエストロゲンが関係していると言われていて、月経不順や排卵障害、妊娠・出産経験のない人、肥満ぎみの人がなりやすく、50代が最も多く、次いで60代、40代に多いがんです。

・検査内容(当協会における)
 乳がん検診
  @問診
    問診票に記入頂いた内容で医師からの問診に答えて頂きます
  A視触診
    医師による乳房全体の触診、「しこり」や「はり」 「ひきつれ」の有無確認
  B乳房]線(マンモグラフィ) or 乳腺エコー
    医師の判断により、マンモグラフィもしくは乳腺エコーの検査を実施します。

 子宮がん検診
  @問診
    問診票に記入頂いた内容で医師からの問診に答えて頂きます
  A視触診
    医師による子宮頸部の視診と子宮全体の内診をおこないます
  B子宮頸部細胞診 or 子宮体部細胞診
    医師の判断により、子宮頸部もしくは子宮体部の表面粘膜を綿棒などで採取し検査を実施します。
 検査結果については、乳がん検診・子宮がん検診ともに2週間〜4週間でわかります。

施設内乳房]線撮影装置

婦人科検診車